腕時計喫茶

「微妙」な時計を愛してる

欲しい!ブランド紹介【グラハム】

GRAHAM

クロノグラフの父ジョージ・グラハムの名を冠した「グラハム」は1995年、スイスのラ・ショード・フォンにエリック・ロトの手で設立された。かつて時計大国だったイギリスへの憧憬を独特なセンスでカタチにし続けている。日本ではまだ、ご存じない方も多いかもしれないが・・・とりあえず見て欲しい。

[グラハム] GRAHAM 腕時計 2CCAC.B16A.L43S クロノファイター オーバーサイズ ターゲット 自動巻き 新品 [並行輸入品]

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これが2001年に発表されたシリーズ「クロノファイター」のお姿。「えっ?」って思わず目を疑う巨大なレバー。パイロットが分厚い手袋をしたままでも操作できるように考えられたそうだが、もう見た目がパワフルすぎる。てなわけで、お次も見てもらおう。

Grahamソードフィッシュautomatic-self-wind Mens Watch 2swbb。u36l.k58?N (認定pre-owned )

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「ソードフィッシュ」クロノのインダイアルがそれぞれ拡大鏡でギョロ目のように強調されている。意味わからんこれ。

「クロノファイター」にしても、「ソードフィッシュ」にしても、絶対使い難いやろコレ!って、初見では特に突っ込みたくなると思う。かくいう私も「高価なウケ狙い」の道具くらいに思っていた。

ところがよくよく調べて考えてみると、理にかなった部分がないわけでもない。いやなんとなく・・・むしろものすごくユーザーのことを考えて作られているのではないのか?早すぎる思想や技術が万人に受け入れられるまでに時間がかかるように、グラハムの突飛なスタイルが一般的な腕時計のファン層に浸透するには、常識の壁を崩していく時間が必要なのかもしれない。

1751年没のグラハムの名前を持ち、クラシカルなイメージを標榜しつつも、やたら尖ったセンスで勝負をかける「グラハム」はこの先、最も目が離せないブランドだ。ちなみに私の物欲は「クロノファイター」に刺激されまくっている。