欲しい！ブランド紹介【オリエント】

ORIENT

上野の輸入時計販売のお店から始まった「オリエント」の歴史。1901年に吉田庄五郎に設立されて以来、安価だが高品質、何より「故障が少ない」機械式の時計で名を馳せてきた。特に1950年辺りから他社に先駆けて海外に進出。高い品質が評価され人気となった。現在のオリエントでも展開中の高級ブランド「オリエントスター」はその頃のヒット商品の名前だ。

1980年に入るとクオーツの時計が世界中の時計業界を席巻。機械式で売ってきた「オリエント」もその煽りを受ける。しかし、「ちょっと変態的な」センスの機械式時計で復権。今現在も、何とも言えない独特のセンスを発揮して業界内に揺るぎない足場を築いている。

[オリエントスター]ORIENT STAR スケルトン 機械式 腕時計 RK-DX0001S メンズ

手頃な価格でスケルトンモデルやパワーリザーブメーターなどの高級機仕様の機能が提供されているのが特徴。ハイパフォーマンスではないが安定した自社キャリバーを多くのモデルに搭載。レトログラードなど、やはり「変わり種」といえる機能を付加するのも好きなようだ。

[オリエント]ORIENT 腕時計 STAR RETROGRADE POWER RESERVE スター レトログラード パワーリザーブ SDE00002B メンズ [逆輸入]

ちなみに、「オリエントスター」は高級ラインに位置づけされている。デザインが粒ぞろいで、ケースサイズや素材感からも「小金持ち」なお客さんがターゲットと言えるだろう。対して無印の「オリエント」は、ある意味「オリエントが変態趣味を我慢しないとこうなる」みたいなデザインの製品が多い。価格が「スター」より安めなので、面白がって買っちゃうのもアリだと思う。もちろん、質実剛健な「オリエント」の伝統はそのままだから安心だ。

[オリエント]ORIENT 腕時計 自動巻 クラシックオートマチック 海外モデル 国内メーカー保証付き Sun&Moon(サン&ムーン) ホワイト SET0T001W0

私は2017年末の時点で、2本の「スター」を所有している。ソメスのレザーストラップがセットのセミスケルトンモデルとトノー型のモデルだ。どちらも価格以上の満足が得られるデザインと加工精度で、自慢のコレクションだ。

私に「腕時計の価値は価格にはない」と教えてくれたブランドが、「オリエント」なのだ。もしも誰かに「初心者に優しく、買って損のない機械式腕時計は？」と聞かれたら、間違いなく「オリエント（オリエントスター）」をお薦めする。それも「絶対の自信をもって」だ。