腕時計喫茶

「微妙」な時計を愛してる

ティソ『シースター 1000 36MM』を女性に勧めたい「10の理由」

 前回の帰省は東京異動からおよそ1年後でしたが、今回の帰省はその半年後。私の本心を言えば、少なくとも3ヶ月に一度は愛しの大阪に帰りたいところなのです。しかしながら、仕事が修験の数珠のように繋がって、どこで帰ったら良いのか判断が付かないのなんの…その辺を誤ると白~い目で見られちゃいますしね…余所者管理職のつらいとこですわぁ(;´Д`)

 ってなワケで「4日間の遅い夏休み」を頂戴して大阪に帰省させてもらいました。あぁ…やっぱり関西は魂的に落ち着く。道行く人の関西弁を聞いてるだけで癒やされます。ホンマに(*´∀`)

 

 

ステージ撮影も兼ねたハードスケジュール

 前回もアレコレ人に会う予定を入れまくって「ひぃーひぃー」言いましたが、今回の帰省もかなり無茶な詰め込み方で人に会いまくりました。総勢20人くらいには会ったんちゃうかなぁ??

 というのも、久々の帰省に合わせる形で、これまで20年以上続けてきたステージ活動の成果の幾つかを撮影して「アーカイブ化」するという目的があったからなのです。場所は神戸。ちなみに、某テレビ局の方や各種イベントで活躍するプロフェッショナルが何人も参加して下さいましたので、そりゃあもうかなり本格的な撮影になりました。カメラ何台あるんや??ってな感じです。

 東京に異動になる少し前には、すでに新型コロナの影響でライブ活動の多くは頓挫させられていましたから、私自身、都合3年はご無沙汰という状態でした。一応「ボーカル」を任されている私なのですが、その間は声出しすらも行っていません。そんなこんなで、滅茶苦茶不安な中でのステージとなりました(;´Д`)

 

 案の定、声出ねぇ~(笑)

 ファルセットの出し方すら忘れてました(;´∀`)

 

 私がいなくなって、しばらくは「ボーカルなし」という無茶な形態で頑張ってくれていたメンバーたち。ですがさすがに「歌が欲しいよ」となりまして。少し前に「本業はオペラ歌手」というすんごいメンバーさんが加入しました。なので本当はいらんのです。ワタクシ(泣)

 しかし今回はアーカイブ撮影ということもあり、それなら古株で撮ろうと…ありがたい話なのでいそいそと参加することにしました。ちなみに新しいボーカルさん、さすがに超絶でした。もう発声のレベルが全然違うんだもん!!私の時代は完全にオワタ(笑)

悄気つつも、メンバーとラーメンは食う(笑)

 ってな感じで、長年の活動の集大成として色々頑張ってきました。ヘロヘロながらも、取り敢えずは納得のいくパフォーマンスが出せたと思います。編集上がって完成品見るの楽しみだなぁ~(*´∀`)

 

「シースター1000 36MM」を女性に着けてもらおう 

 もちろん「腕時計馬鹿」としての本分(?)も忘れない私。今回の帰省には先日購入したばかりのティソ「シースター 1000 36MM」も持参しております。

ステージ上でも映える「シースター 1000 36MM」
(T120.210.11.011.00)

 機械式を着けてパーカッションを演るのは、さすがの私も気が引けますが、クオーツならその辺も緩く考えることができます。ちなみにすご~く評判良かったですよ。「シースター1000 36MM」「自分も欲しい!!」みたいな人もいましたしね(*´∀`)

 この帰省中、特に女性からの評判は上々でした。私が着けてて格好良いとかじゃなくて「自分も着けたい」という意見が大半でしたが(笑)…だとしても心底「買ってよかったなぁ~」と思えました。気分的にはその反応で購入金額の元は取れた感じ??

 試しに女性に着けていただくとこんなビジュアルに。

女性が着けるとレディスに見える不思議
(T120.210.11.011.00)

 あら可愛い(*´∀`)

 オッサンが着けて格好良いのはもちろんですが、女性が着けるとそこにほのかな「ラグジュアリー感」が加わります。この瞬間ですね、とある確信を得たのは。この「シースター1000 36MM」には、女性が使ってこそ引き出される「女性限定の魅力」があると解ったのです。

女性にもお勧めしたい「10の理由」

 ってなワケで同じ時計でも、男性が着けた場合と女性が着けた場合の印象は大きく異なると解りました。ぶっちゃけ別物と言っても良いくらいです。

 ここからは「腕時計馬鹿」なワタクシが考える「女性へのお勧めポイント」「10個」、サクッとご紹介させていただきたいと思います。特に「買っちゃおうかなぁ~??どうしようかなぁ~??」とお悩みの貴女にこそ、お届けしたい内容です(*´∀`)

 

1の理由:絶妙なサイズ感

小ぶりでも確かな存在感
(T120.210.11.011.00)

 幅40ミリクラスの時計を着ける女性も珍しくなくなりましたが、個人的には標準的な体型の女子に40ミリはデカ過ぎるような気がしています。

 そこいくと「シースター1000 36MM」は、メンズに近いボリュームと存在感を楽しめると同時に、フィット感でも無理のないサイズです。このことは、実際に女性に装着して貰って確信を得ました。女性の纏う柔らかな空気感を壊さず、そっと手首に巻き付く「36ミリの横幅、9.7ミリの厚み」…これこそ今風で「絶妙なサイズ」なのです。

 

 

 

2の理由:クオーツであること

 残念ながらこれまでに一度も、女性の口から「腕時計は機械式に限る」と聞いたことはありません。私もムーブメントに徹底して拘るタイプの腕時計好きではありませんが、多くの女性にとって腕時計はファッションの一部であって、その内部機構に思いを馳せるなんてことは稀なのでしょう。一般的には男性の方が機械に強いと言われていますし…まぁ確かに、私なんかはその典型「メカオタ」ですしね(;´∀`)

 多くの女性にとっては「お洒落」「可愛らしく」て、着けるとワクワクするような「アゲ性能」の方が、内部機構などよりよっぽど重要なのだと思います。だとしたら「シースター1000 36MM」のような「クオーツ時計」はピッタリ。日頃の時刻合わせもほとんど要りませんし、定期的なメンテナンスに関しても機械式よりは緩めです。

 「手がかかる機械式の方が愛おしい」なんて、まさしくオタクのオッサンの趣味嗜好でしかありませんから、多くの女性にとっては「クオーツ」の気安さこそが、使い易さのキモでもあると思います。

 

 

 

3の理由:女性にもダイバーズの楽しさを

 そう、あんまり無いんですよねぇ…男女で使える「ダイバーズウォッチ」って。もちろん、過去に小ぶりな「ダイバーズ」は幾らでも存在しましたが、大抵は「ガチ」な感じのハードな見た目で、おいそれと女性にお勧めできるものではありませんでした。

 そこいくと「シースター1000 36MM」はどうでしょう。性能的には「ガチなダイバーズ」に匹敵します。このまま近場の海に潜りに行ったってビクともしません。ですが同時に、とても愛らしい見た目をしているのです。

 清楚なダイヤルデザイン、可愛らしいカウントアップベゼルの書体。ティソというブランドのデザイン的な配慮があちらこちらに散見されます。手頃な価格とは言え「さすがはスイスのブランド!!」と唸るしかありませんでした。そしてこの「可愛らしさ」こそが、女性には縁遠いかもしれない「ダイバーズ」をより身近なものにするのです。  

 

4の理由:ペア ウォッチとしても人気の予感

出典:https://www.tissotwatches.com/

 私自身も悩みに悩んだように、購入した「白ダイヤル(T1202101101100)」以外のモデルもそれはそれは素敵です。実機を拝見した「黒とゴールドのコンビ(T120.210.21.051.00)」だって未だに後ろ髪引かれて困っているくらいですし、残る「ブルーダイヤル(T120.210.11.041.00)」だって見てみたかった(;´Д`)

 ちなみに…ほとんどの場合「ペア ウォッチ」って、大きい「メンズ」と小さい「レディス」の組み合わせですよね??最近は北欧系を中心に「男女同じサイズで展開」なんてのも増えましたが、未だに高級腕時計になればなるほど、その辺りの「定型」は頑なに守られていると思います。これって、な~んかつまらないですよね??

 そこで提案なのですが、如何でしょう??色違いの「シースター1000 36MM」を2本買って、パートナーの方とシェアするってのは??その日の気分で交換したり、服装に合わせたり。使いたいモデルが被って朝から一悶着…なんてのも楽しいんじゃないかなぁ~って、腕時計好きのオッサンは思うのです。どうです??「ダイバーズウォッチのシェアライフ」メッチャお洒落じゃないですかね??

 

5の理由:ティソというブランド自体が素晴らしい

出典:https://www.tissotwatches.com/

 グーグルさんで「ティソ」を検索すると、やたらと「恥ずかしい」だの「ダサい」だの「失礼なサジェスト」が現れますが、そんなの思いっきり無視でいいです。貴女が素敵だと思えば、それだけで「ティソ」さんは素敵なのです。

 そもそも、1853年創業という「ティソ」さんの歴史を考えたら、もっとはるか天上で胡座をかいててもおかしくないブランドなんですよ。それが私たち市井の庶民を相手に「スイス時計の真骨頂」を味あわせてくれるんですもん。

 「シースター1000 36MM」手に入れて使っていただけたなら、例え手頃な価格であっても、それが立派な「スイスブランド」だとすぐに実感できるでしょう。高級時計が馬鹿みたいに高価になりつつある昨今、「ティソ」さんの良心的で真っ正直な姿勢は「粋」であり「いなせ」。消費者に寄り添い続ける、今となっては稀有なスイスブランド「ティソ」…絶対に気持ちよく使えますよ~(*´∀`)

6の理由:それでもまだサイズが気になりますか??

 「可愛いけど…やっぱり36ミリって大きくないかなぁ??」そんな貴女の気持ちも解ります。だってレディスの時計ってホント華奢で小さいですもんね。ケース幅30ミリ以下がほとんどですし、先日拝見した「アガットの時計」なんて、ボタン電池くらいの大きさしかありませんでした。それに比べたら「36ミリ」は確かに大きいです。あくまで数字の上では。

 これはアチコチのブランドで散々「ダイバーズ」を味わってきたオッサンの経験則ですが…「カウントアップベゼル(ガラス面の縁に付いてる幅広の輪っかです)」のある「ダイバーズウォッチ」って、実サイズほど大きく見えないんですよ。うん。

 時計を瞬間的に見た際に印象に残る「大きさ」って、要するに「ダイヤル面の広さ」なんです。38ミリ辺りの男性用ミドルサイズの時計でも、ダイヤル面の広さ(ベゼルの狭さとも言えます)に応じて、その印象は大きく変化します。

 カウントアップベゼルという幅広のベゼルを持つ「ダイバーズウォッチ」の場合、自ずとサイズの割にダイヤルが狭く見えますから、視覚的に「デカっ!!」ってなことにはなりません。

 それよりも、少し大きめの「ダイバーズ」をコーディネートに組み込む楽しさを味わってほしいと思います。そして「むしろフェミニン」に仕上がった貴女の袖口に注目して下さい(*´∀`) 

 

7の理由:ブレスレットが良い感じでラグジュアリー

破格に美しいブレス
(T120.210.11.011.00)

 そうなんですよ~。これも女性に着けてもらうまでは解らなかったことですが、センターをポリッシュで光らせたシンプルな「3連のブレスレット」が、思いの外「ラグジュアリー」なのです。自分が着けたときのブレスの印象とはまるで違って見えたので、正直かなり驚きました。ホント、女性が着けるに相応しい綺羅びやかさを目の当たりにしたっていうか。

 反対に、もしも3連全てのコマが艶消しの「サテン仕上げ」だったら…かなり男性的な印象が強くなっていたことでしょう。現代のダイバーズウォッチとしては最小クラスのサイズであるにせよ、ブレスの仕上げのちょっとした配慮によって生まれた「ユニセックス性能」。これはもしかすると、一種の奇跡かもしれません。

 

8の理由:WHITE、白、BLANCHE

~アーカイブ撮影中の合間に~
「可愛い白」って言ってもらいましたからね(笑)
(T120.210.11.011.00)

 「白ダイヤル(T1202101101100)」に限定した話になりますが、今回の帰省中に何度も「その白が良い」と褒めてもらいました。特に女性のハートには刺さっていたみたいで、数人の女性からブランド名とお値段を確認されました。あの後、買いに走った人がいたりしてね(笑)

 驚いたのは、以前私が弊ブログでも書かせてもらった「冬もイケル」という感想と同様の意見を、とある女性から聞いたことでしょうか。

 白色の持つ汎用性を考慮すれば、モノトーン主体になりがちな冬の装いにも、必ずフィットするであろうことは想像できると思います。とはいえ私が散々考えて到達した結論に瞬時に到達しちゃうセンス。やはり女性を侮ってはいけません(;´∀`)

 

 

 

9の理由:男性からみた可愛らしさ

 「ボクっ娘」って解ります??一人称として「僕」を使う女の子のことで「2次元」では定型の存在だそうですが、私の小学校の同級生にも一人だけいました(笑)

 いつも男の子の輪の中にいて、スポーツも得意。それでいて時々女の子っぽいところもありましたから「ギャップの魅力」って言うんですかね??結構人気があったと思います。

 「シースター1000 36MM」を女性が着けるということは、男性視点で言えばそういうことだと思うのです。「ギャップ」「意外性」…そこに垣間見える「フェミニンな魅力」…う~ん、これは男同士なら「解るで!!」と言ってもらえると思うのですが…女性にしてみれば「そんなの知らんがな」ですかね??(;´∀`)

 

 

 

10の理由:ストラップでとことん楽しめる

このモデルには真っ白なラバーストラップが付属
(T120.210.11.011.00)

 一度マスターしてしまえばそれほどでもありませんが、ブレスレットを外してストラップに交換する手間はそれなりにかかります。作業中に誤って時計本体を傷付けることもありますしね(;´Д`)

 その点「インターチェンジャブルシステム搭載」「シースター1000 36MM」なら心配ご無用です。ブレスやストラップに付いたバネ棒の突起を摘むだけでアラ不思議。あっという間に外せちゃうんです。

 交換用に「クリッカー仕様」のストラップを用意すれば、忙しい朝でもさくっとストラップ交換、洋服のコーディネートに応じて完成度を上げる…なんてことも容易くできちゃうのです。どうです??なんか楽しげでしょ??上品な「クロコ型押しのストラップ」なんかも、きっと似合うと思うんですよねぇ~(*´∀`)

 また、18ミリのラグ幅に合わせたバネ棒を差し込めば、リーズナブルで可愛らしい「NATOストラップ」を楽しむことも。色柄の選択肢は把握できないほどに沢山ありますから、まだ見ぬ「シースター1000 36MM」の魅力を引き出す方法は幾らでもあるのです。

 

 

 

最後に

今回は背景色をピンクにしてみました
(T120.210.11.011.00)

 如何でしたでしょうか??女性にこそ味わっていただきたい「シースター1000 36MM」の魅力、少しは伝わりましたでしょうか??

 「手頃な価格」と申し上げましたが「5万7200円」は決して小さな額ではありません。それなりの覚悟が必要かもしれませんし、その覚悟を「冒険的なオーバーサイズ」であるユニセックスモデルで使うことに、慎重になる気持ちも解ります。ですので、ここはゆっくりお考え下さい。ロレックスさんや、一部高級ブランドの限定モデルと違って、ティソさんは逃げたりしませんから(*´∀`)

 例えば「ブライトリング」さんの新作「スーパーオーシャン オートマチック 36」「シースター1000 36MM」と同じサイズの「ダイバーズ」なのですが、きっぱりレディスとしてカテゴライズされています。つまりはそういうこと。今まさに「淑女に36ミリのダイバーズ」という大きな波が来ているのです!!

スーパーオーシャン オートマチック 36
(A17377211A1S1)
出典:https://www.breitling.com/jp-ja/

 確かに格好良い「スーパーオーシャン オートマチック 36」ですが、問題は価格です。そのお値段「56万1000円」。このご時世に軽く出せる金額ではないですよね??

 思い出してください「シースター1000 36MM」はお幾らでしたか??「5万7200円」。つまり「10分の1」の出費で同じスイス製のダイバーズが楽しめるのです。

 この先、貴女の腕時計への造詣が深まってさらなる高級品に目が向くとしても「スイス時計入門編」としてのティソさんは悪くない…いや、かなりセンスの良い選択肢だと思います。

 

 真面目なモノづくりの姿勢が好印象を感じさせる「ティソ」というブランド。その中でも「シースター1000 36MM」シリーズは、パートナーとシェアしても楽しめる「一粒で二度美味しい」優れものなのです。

 今回は場所を変え人を変え観察した印象から、レディスとしての「シースター1000 36MM」の魅力を中心に書いてみました。いやホント、女性の腕を飾る姿は惚れ惚れする美しさでしたねぇ…ではまた!!(*´∀`)