[あ行]
「アナログウォッチ」
ハンド(針)の動きで時刻を表示する方式の時計のこと。ハンドの動きの連続した流れるような様からそのように呼ばれる。また数字を表示することで時刻を表す機構を持つ時計をデジタルウォッチと呼ぶ。
「アプライドインデックス」
時刻を示すマークや数字をダイアル文字盤に貼り付けた立体的なインデックスのこと。ロレックスの高級機のように部品を文字盤裏から食い込ませるものと、単純に接着したものがある。
「石」
高速回転するギアの軸などの摩耗を防ぐ目的で付けられた人工ルビーのこと。「24石」などのように表示されいることが多い。数が多いほど高級であるとされるが、実際は21石もあれば機構上の問題はない。因みに超高級機の中には人工ではない本物のルビーを軸受けに使った豪華仕様の物もある。ほとんど外から見えないのに(勿体ないなぁ)
「インダイアル」
クロノグラフで文字盤内に配置された小さなダイアルのこと。30分積算計、12時間計などがある。カウンターやレジスターとも呼ばれる。
TIMEX エクスペディション フィールドクロノグラフ
「インデックス」
文字盤に付けられた時刻を表すための数字や記号、形状のこと。アワーマーカーなどとも呼ばれる。
「インナーベゼル」
ダイアルの外周部に設置された数値が書かれたリング状のパーツ。ケースに設置されたボタンやリューズで動かすことができる。
「エコ・ドライブ」
シチズンが開発した蛍光灯の光ですら発電し動作するクオーツのこと。光は文字盤の下のアモルファスシリコンの太陽電池で電気に変換され、二次電池に蓄えられる。長期間の駆動が可能。
CITIZEN ATTESA エコ・ドライブ
「ETA」
年間で1億以上のムーブメントを製造するスイス最大のムーブメント製造メーカー。1926年に結成されたエボシュ組織が母体。バルジューやプゾーなど老舗を次々と傘下に収め勢力と技術力を増した。多くのトップブランドが自社ムーブメントを一から開発する手間を省くためにETAのベースムーブメントを改造して使用している。
因みにETA謹製をそのまま載せた時計は「ETAポン」と呼ばれ馬鹿にされることがある。代表格はその価格からしてそりゃないだろうという意味で、ベル&ロスやフランクミューラーが上げられる(全く弄ってないってことはないと思うのだが)
バルジュー7750
「エボシュ」
仕上げ前のムーブメントのこと。一部のマニファクチュール以外はETAやセリタなどのムーブメントメーカーから仕入れ、特殊機能の追加などを施し自社製品用に最適化して使用することが多い。その過程でムーブメントの潜在能力を引き出し、スペックを大幅に向上させる例もある。
「エル・プリメロ」
毎秒10振動という高速振動テンプを搭載した、ゼニスの量産型ムーブメント。1969年に開発。ムーブメントの最高傑作の一つとされる。
[ゼニス] ZENITH 腕時計 03.2520.4061/69.C714 エル・プリメロ クロノマスター 1969 クロノグラフ
「オイスターケース」
1926年ロレックスが特許を取得した世界初の完全防水ケース。金属の塊からケースの原型を削り出し成形する。接合部分が最低限しか残らないため、高度な防水性を誇る。
「音叉時計」
音叉の振動を利用し調速する機構。クオーツ以前の電池駆動の一つで、当時としては革新的な月差±1分を誇った。1960年にブローバが発表した「アキュトロン」がオリジナル。現在も復刻モデルが存在する。