建国記念日だし「セイコー」は仕方がない

　本日、2月11日は「建国記念日」です。

　日本神話を元に「紀元節」を「2月11日」としたのが明治7年、後にこの日を「日本の礎が定まった日」として「建国」の名を冠した記念日を制定。それが今日という日なんだそうです。フムフム…ホンマに？(；´∀｀)

　さて「建国記念日」にすることといったら…何がありますか？？そうだなぁ…やっぱり「国旗掲揚」でしょうかねぇ？？

　髪のカットを終えてから、次に行く宛を探してフラフラ歩いていた私。すると西新宿駅前の交番に、大きな日の丸が掲揚されているのを発見。そっか！今日は建国記念日だ！…そこで初めて、今日が何の日かを思い出しました(；´∀｀)

　日本人にとって「建国記念日」とは本来、生まれ育った国に思いを馳せ、「誇り」を自覚すべき機会なのでしょう。具体的にそれを表現することは難しいですが、腕時計好きにとっての「日本の誇り」はハッキリしています。「セイコー」「シチズン」「カシオ」といったメーカーが長い年月をかけて作り上げた、世界に冠たる「日本の腕時計文化」以外にはありません。

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　ということで、「日本の誇り」を体感すべく、銀座まで行ってきました。昨日の雪もいい感じで溶けてくれましたからね(*´∀｀*)

　そして、はるばるやってきたのが「セイコードリームスクエア」さん（正面広告の大谷選手が、スタイル良過ぎて入りにくいったら！！）

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　こちらは4つのフロアに分かれていまして、もちろん全てが「セイコー」でございます。私も聖地巡礼のような気持ちで扉を開けました。さぁいでよ！！日本の誇りたちよ！！

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　まず「1階」は手前に「スペシャルセレクション」コーナー。巷で話題の商品が並んでいました。奥には「5スポーツ」。これだけの数の新生ファイブは初めて見ました。思わず集めたくなる魅力が確かにあります…ダメダメ！！いい加減に我慢を覚えろ！！（笑）

　本日はどうしても実機を確認したい時計があったのです。決して好意的な意見ばかりではない意欲作、ある意味「禁断の復刻」…

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　それが、発売を今月18日に控えた「キングセイコー（レギュラーモデル）」でございます。迅速果断に赤ダイアルの「SDKS009」以外は全モデルを試着（笑）

　実は…その時の写真は撮れませんでした。何故なら…「実機を見るのに集中し過ぎていた」から(；´∀｀)

　腕に巻いて舐めるように細部をチェック、何度も鏡で全身のバランスを確認しました。光線の角度を変えて、ダイアルの色変化を見ることも忘れていません。

　「赤ダイアル」を試着しなかった理由ですが、特別、何かがあるってわけではないのです。「今は赤じゃないな…」ってくらいで。実際、写真で見るよりもずっと「粋な赤」でしたし、奇をてらった数合わせの「赤」でないことは確かです。「赤」を狙っている方は、臆さずに行っちゃって下さい。

f:id:suna_fu_kin:20220211220954j:plain — 出典：https://www.seikowatches.com/

　ちなみに、スタッフさんの言によると、一番人気は「サンレイのシルバー」だそうです。復刻の元になったオリジナルの「2代目キングセイコー」に一番近いからでしょうかね？

　何度もとっかえひっかえ着け替えては、小声で「なるほど…」「そう来たか…」とつぶやく私。ぶっちゃけ、かなり気持ちの悪い客だったと思います(；´Д｀)

　その結果、私としては「SDKS005（チャコールグレー）」と「SDKS007（ブラウン）」…つまり「ダーク系」のダイアルが際立ってシブいと感じました。たまたま今日という日が、そういう気分なのかもしれませんが、直線主体で構成されたマッシブなデザインの外装には、引き締め効果のある色味が相応しいと思っちゃったのです。根拠ですか？デザイナーの端くれの…勘です（笑）

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　キングセイコー復刻で印象的だったのは、存在感満点の風防「ボックス型サファイアガラス」でしょうか。突き抜けたレトロ感がむしろ新鮮でした。

　カクカクした「ブレス」も、当時の雰囲気を感じさせるに十分な仕上がりです。養生が巻かれたままでしたので、装着感は解りかねますが、作りは相当いい線いってました。

　しかし、私が一番気に入ったのは「針」ですね。上品且つ重厚なドーフィン…その繊細な磨き分けを目の当たりにして、無意識に「マスター・コントロール」を連想したくらいです。むむむ…確かにこれは「キング」かもしれん( ･`д･´)

　隠しきれない…いや！ダダ漏れの本気モードを察知したスタッフさんから「発売前ですので、ご予約で承ります」と話しかけられる数秒前には、私の中の「自制心」はその役目を放棄して、どこぞにバカンスにでも出掛けたようでした(；´Д｀)

　ともあれ、何となく朝からお腹が痛かった私は「セイコードリームスクエア」さんの2階、見たかったはずの「プロスペックス」コーナーも、3階「プレザージュ」のコーナーも、4階「アストロン」のコーナーも見ることなく、その場を去るのです。早くお家に帰って、ゆっくりおトイレに籠もりたい…