腕時計喫茶

「微妙」な時計を愛してる

「7S系(7S26、7S36)」をエグリこむように巻くべし

「SEIKO5」といえば「7S26」です。

耐衝撃性能を上げるための部品が追加されたマイナーチェンジ版に「7S36」がありますが、基本性能は変わらないそうです。

 

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日本製の機械式を集めたケース。明日はどれを使おうかな?(*'ω'*) #seiko5sports #seiko #orient #orientstar #japanesewatch #automatic #今日の腕時計 #セイコー5 #オリエントスター #オリエント時計 #todayswatch #腕時計くら部 #腕時計コーデ #腕時計好き #日本製腕時計 #大阪なんば

金無垢の仏像のようにありがたい雰囲気の「SNZF22JC」は「7S36」搭載。

 

この「7S系」ですが、手巻きがありません。

私もその昔、初めてお目にかかったときには少々驚きました。「自動巻きじゃない手巻き」はあってもその逆があるなんて。

 

「SEIKO5」を始めた買ったときは、そもそもゼンマイの巻き方がわからない状態( ゚д゚ )

 

「5」を腕に巻いて豪速球を「投げるぞ~」の時みたいに、グルグル振り回してみましたが、小一時間もすれば止まってしまうくらいにしか巻き上げれてない。

「5」のためにワインディングマシンの購入も考えましたが、機械式を機械で巻き上げるという解決法が「本末転倒」に思えて入手には至りませんでした。

 

ところで何故にこの「7S」、手巻き機能がないんだ?

 

想像でしかありませんが、手巻きという「対応が人によって異なる」部分を最初から排除することで、故障の要因を減らす目的があったのかもしれません。機械式の故障の要因のワーストは、やはりリューズ操作が関わるものでしょうし、ゼンマイへの負荷を下げることでの長寿命化も期待できます。よくよく考えれば、これはなかなかの大英断かもしれない( ゚∀゚)o

この英断は巻き上げ効率が優秀な「7S」の設計があったればこそでしょうが、さすがに腕をグルグル振り回して巻き上げるのはしんどい。腋の付け根が痛いし。

 

そこで私がこれぞ究極!と自負する「7S系」の巻き上げ方をご紹介します。

 

①まず、あなたの大切な「SEIKO5」をメリケンサックのように腕に装着してください。敵に一撃を加える時にしっかりと風防が相手の顔面にめり込みそうですか?ワンパンチでノックアウトできそうな位置にあなたの「5」が装着されていればOK。

 

②次は「5」を装着した拳を、正対した身体の正面に突き出します。肘を張りすぎるとしんどいので少し腕を曲げて構えてください。

 

③あなたはホセ・メンドーサです。そう、「あしたのジョー」に登場するラスボス、メキシコの英雄、無敗のチャンピオンそれがあなたです。強烈にイメージしてください。あなたの拳に「神」が宿ります。

 

④突き出した鋼鉄のナックル「5」にホセのコークスクリューを加えてください。パンチを打つのではありません。突き出した位置で何度も何度もスクリューさせるのです。対戦相手が「もう止めてくれ」と言ってくるまで。

 

どうでしょうか?

ホセになりきる必要はありませんが、このコークスクリュー巻き」、とても効率がいいのです。言わば、ワインディングマシンの動作を自分の腕でやっているのと同じ。100回もスクリューを「7S」に決めれば、大体10時間分が巻き上がります。

 

この方法を開発(?)してから、ますます「5」が愛おしくなりました。「5」を使うと心に決めたら、「明日に向かって打つべし」です(`・ω・´)